カフェ経営News:カフェと飲食店「経営・集客」

飲食店の開業資金と資格、集客から経営まで

多店舗化要素を取り入れた一店舗経営がどうして有利なのか?

バックナンバー「どんな本を読めば、自分の経営スタイルを見付けることができるのか?」を
読んでもらって、参考にして下さい。
お客さんが店舗に求めるレベルが、上がってきていますので、
どういった点に注目して経営していったらいいのか?一という話題です。

もっと接客力を上げて、お客さんの満足度を上げる工夫が必要

再来店のきっかけを作る仕組みがあるか?

当該のバックナンバーの最後にある「小さな実験店舗」というのが、【シンボル】のコラムに出てきている「多店舗化経営を見越した一店舗経営」だと考えて下さい。シンボル・マネージメントの軸になる考え方です。

「これを戦略の軸として考えることで、作業をシステム化した効率のいい店舗を作ることができます。こうすることでスタッフの作業が必然的に減りますから、その分を接客に向け、お客さんの満足度を上げます。

この部分は、意外にできていない店舗が多いんです。しっかりしているようで、お客さんの心にまでは響いていない。もっともっと接客に重点を置き、満足度を上げることで、積極的に再来店のきっかけ作りをします。

聞いた人が驚く、意外な閉店の理由

経営が順調に思えた店舗が閉店することがあります。この理由を尋ねると、「経営状態もいいし、利益も出ていたし、支払いの心配もない。だけど、続けていこうという気持ちがぷっつり切れてしまった」という答えが。

これはどんな職種・規模の経営者でも感じることのようで、「家族がいたから止められなかった、スタッフを守るために続けた」など、かなり苦しい思いを経験しています。ぼくもこの壁は相当つらかったです。

多店舗化するかどうかは別にして、「多店舗化経営を見越した一店舗経営」を考えに入れると、少し先を見越した経営をする必要があり、上のような苦しい思いをいくらか回避できます。この経営者マインドは重要です。