カフェ経営News:カフェと飲食店「経営・集客」

飲食店の開業資金と資格、集客から経営まで

期のマクドナルドやアップル・コンピュータが、どうして注目されたのか?

ぼくは、世界的に有名な企業のブランド戦略を分析した書籍をよく読みます。
小規模で資金のない、または個人店に参考になる事項があるのか?
身近な事例で言えば、初期のマクドナルドやアップル・コンピュータは、
どうしてこんなに有名になったのでしょうか? 両社のイメージで浮かんでくる商品は何ですか?

注目されることで集客を可能にした事例

マクドナルドとアップル・コンピュータの場合

アメリカでは認知されていたマクドナルドですが、日本での知名度を上げるために、日本マクドナルド創業者の藤田田さんは、銀座の一等地の百貨店で売るには破格の80円で、ハンバーガーを売りました。

インターネット環境が充分でなかった時期に、アップル・コンピュータは、個人がコンピュータを持つようになることを見越して、機械ではなく、インテリアとして部屋に馴染むスタイルのパソコンを低価格で販売した。

両社とも、低価格で、話題性や機能性が高く、お洒落な商品を提供した。低価格でインパクトを持たせた。これは、安さでの注目が目的ではなく、元々は手の届かない、高価格・高品質の商品を手頃な価格にしただけ。

シンボルとなる店舗を作るために、シンボルとなる商品を考える

商品を考えると言っても、新たな商品を考え出す必要はありません。出店地域で、他店が提供していない、または話題性がある商品、みんながほしいと思っているのに、提供している店舗がない商品を探して下さい。

前回の「店舗の特徴が一言で言える」ということを考えに入れて、「あの商品なら、このお店」と、口コミされるようにイメージして、徹底的に探す。みんながほしいと思っている商品に、オリジナリティを加えます。

中途半端なものではなく、「徹底的に探し、徹底的に考え抜いた商品を作る」。このシンボルとなる商品を売る店舗が、シンボルとなっていきます。お客さんを引き付けるために、強く印象に残る商品提供は、命題です。