カフェ経営News:カフェと飲食店「経営・集客」

飲食店の開業資金と資格、集客から経営まで

試験ガイド/調理師資格は、受験しやすい試験です

調理師資格取得で得られる知識として、食品をどういった形で調理すれば、吸収が良いのかを学ぶ「栄養学」と、その取扱いの不備によって起こる食中毒などを学ぶ「衛生学」があります。

「栄養学」では、例えば、生のトマトを食べる際には、そのままよりもドレッシングなどで、油分を同時に取ることで、栄養の吸収が良くなることが分かっています。

こういった事例から調理知識を得ることは、メニューや商品開発に役立ちますので、感覚的ではなく、「知識+技術」の基礎となるものです。

「衛生学」では、目に見えない細菌や問題になっているBSEなどの事例を事前に知っていることで、食中毒などの問題事例を起こさない対処情報を得ます。

衛生学は、飲食の現場で最も重要な事項であり、お客さんへの配慮でもあります。貝類には、新鮮であっても細菌を持ち合わせている場合もあって、これの対処も含まれています。

調理師資格・試験ガイド

試験は、解答しやすい択一式学科試験のみ。合格の目安は6割以上の正解率。一定以上の知識があることが認められれば合格となる承認試験です。

試験の日時や実施回数などの詳細は、各都道府県単位で若干違いますので、最寄りの保健所に問い合わせれば、詳しく教えてもらえます。

起業・独立前に、ホテルやレストラン、調理関連会社への就職をお考えの場合は、調理師資格の有無が採用条件になっていることもあり、資格取得を検討してみて下さい。