自動販売機理論「集客の仕組み」
「自動販売機理論」というのは、利益を出す考え方のことです。
例えば、ビールやジュース、タバコの自動販売機で考えてみます。
一ヵ月あたりの原価以外の経費は、売れても売れなくても、ほぼ同じです。
逆に言うと、どれだけ売れても、経費は、ほぼ変動しないということなんです。
店舗を機能的にして、利益が出る仕掛けを作る考え方
「自動販売機理論」という考え方
利益をしっかり取る方法を考えるための「自動販売機理論」。利益の出る仕組みを徹底して考えます。最初にしっかり考えておかないと、やっているのに、思ったほど利益が出ない、どうして?!ということになる。
特にカフェなどの飲食形態の店舗は、お客さんが増えていくにつれ、売上も増えるけれど、人件費などの経費も増えてしまう。お客さんが増えれば、上がる売上ではなく、売れた回数だけ利益が出る方法を考えてみます。
「お客さんが増えて、売上は上がったのに、利益が全く出ない」ということを回避するために、店舗の構想段階で、「自動販売機理論」を考えておく。経費は変動するものですが、大きくなり過ぎると利益が出ません。
「自動販売機理論」を使ってみる
経営者、またはこれから経営者になる人が、実店舗を自動販売機に見立てて、必要だと思われる機能を組み合わせて自動販売機(売れる仕組み)を作る。実際に販売するのがスタッフというイメージです。
これを事前に考えておくことで、お客さんが増えても、スタッフの人数をあまり増やさなくてもいい仕組みを作ります。これができると、売上が上がった時でも人件費が抑えられるので、利益を出すことができます。
店舗の構造上で人件費が掛かかる場合もありますが、「売上がある程度あるのに、利益を出ない店舗が抱える問題」は、利益を出す仕組みを全く作っていないことです。ここに気付くと、大きな前進になるはずです。