カフェ経営News:カフェと飲食店「経営・集客」

飲食店の開業資金と資格、集客から経営まで

シンボル・マネージメント「集客の仕組み」

小規模・個人経営の店舗は、個性的であることが第一条件。
だからと言って、風変わりな内装にする必要はなく、
同一地域にある他店舗や競合店との明確な違いを示すことが大切で、
その具体的な方法が、「シンボル・マネージメント」です。

繁盛店や人気のある店舗に、必ずある要素が「シンボル」です

お客さんに思い浮かべてもらう、店舗の特徴付け

出店する地域には、飲食店が多数あると思います。もう少し細かく見ていけば、出店する(しようとしている)店舗と同様の店舗がすでにある場合も考えられ、資金や規模によっては、出店に問題が出てきます。

基本的な考え方では、同一地域に同じ形態の店舗を出店するのは避けるベきで、これは勝ち負けの問題ではなく、形態が違う店舗がある地域の方が、お客さんにとって魅力的で、そのこと自体が集客にも役立ちます。

特徴がはっきり違う店舗が集まっている地域は、「おもしろそうなイメージ」が付きますから、お客さんだけでなく、新規に出店する店舗が増えることも考えられ、さらに集客効果が上がる可能性があります。

経営者のしっかりした考え方が、店舗をさらに魅力的にしていく

新規に出店する店舗が増えると、店舗間の競争が激しくなりますが、お客さんが全くいない地域への出店を検討するなら、競争がある地域の方が、広告などの宣伝費用が少なくて済み、地域全体の集客力もあります。

出店の(すでに出店していて再検討する)際には、個性や独自性を考える前に、「同一地域に同じ形態の店舗がないかどうか?」の確認を必ずして下さい。これは、無用な競争を避けるための対策として重要です。

経験上、競争が適度にある地域の方が、集客などの経費面から考えて、良い経営状態を保つ要素が多いため、小規模・個人経営の店舗では、「シンボル・マネージメント」という考え方を知っていると役立ちます。