カフェ経営News:カフェと飲食店「経営・集客」

飲食店の開業資金と資格、集客から経営まで

シンボル店:この経営者マインドが、業種に関係なく、継続する経営を可能にします

開店初期のお客さんほど、お店を宣伝してくれる人はいません。
しっかりコミュニケーションが取れている場合は、かなり強力です。
初期から店舗の成長を見てきて、自分も何らかの参加をしたと思っている。
このお客さんの気持ちを大切にするためにも、シンボル店は大切な存在です。

お客さんがお客さんを連れて来る仕組み

自分も一緒に創ったと思うお店に、お客さんは集まる

このコラムで、繰り返し「多店舗化経営を見越した一店舗経営」のことを書いていますが、「一店舗だけで完結させないが、今はこの店舗を成功させたい」という経営者の強い意思は、当然、お客さんにも伝わります。

経営に不馴れな人と話していると、大きな勘違いがあることに気付きます。お客さんは、支払いをしてくれるだけの人と思い込んでいるんです。側面的にはそうですが、店舗やスタッフを応援したいと強く思っています。

強力にお店を宣伝してくれ、お客さんをわざわざ店舗まで連れて来てくれるのは、この人達の他にいません。多くの言葉は必要ない。声を掛け、しっかりコミュニケーションを取るだけで、本当に喜んで下さいます。

「多店舗化経営を見越した一店舗経営」の経営者自身が、シンボルでブランド

前回、「Peets Coffee&Tea」一号店のことを書きました。実際に店舗に行った経験のある方は、そんなに多くないと思いますが、実際に行ってみたいと思いませんでしたか? それは、どんな思いからでしょう?

Peets Coffee&Tea」のチェーン店は、スターバックスが圧倒的に数的優位にあるため、今では少数派となっています。ですが、一号店をそのままシンボルとして残すストーリーには、興味を持つ人が多いんです。

これは、小規模・小資本の店舗なら、「多店舗化経営を見越した一店舗経営」の一号店は、シンボルとなり、ブランド価値になります。これは、お客さんに安心と信頼を持ってもらうには、とても強力な宣伝材料です。