カフェ経営News:カフェと飲食店「経営・集客」

飲食店の開業資金と資格、集客から経営まで

年々、飲食は利益を出すことが難しくなる業態です。しかし成功事例は生まれる

利益を出すことが難しくなる一方です。
これは、サイト内や寄稿するコラムにいつも書くことです。
大手外食チェーンが増えると、そこの客単価が基準となってしまいます。
これを十分に意識した上で、戦略を作り上げる必要がありますね。

客単価を少し上げることで、利益が発生する

客単価を上げる身近な事例

全品105円というパフォーマンスが人気だった回転寿司ですが、人気が落ち着きました。通称「100均」もお得感というよりは、「まとめ買いなら安くつく」という理由が表立って、一段落した感じです。

ですが、一皿2貫315円でいいネタを使っている回転寿司は、人気が出始め、今でも維持したままです。100均にも315円などの商品が並べられています。特に嫌われている感じはなく、売れているようです。

売価が上がれば、原価も上がっていますが、同時に客単価も上がっています。利益率は同じでも、粗利益額は上がっています。単純に計算した場合、その他の経費が上がっていなければ、利益が上がっているはずです。

しっかり考えられた商品なら売れる。そうコツなんですね

前回分の成功事例で、よりいいもの(高級食材)を少し抑えた価格で提供する話をしましたが、いきなりフグを取り入れても、ギャップがあるので注文は入らないだろうし、リスクが大き過ぎるのでお勧めしません。

ですが、上に書いた回転寿司店の社長の話だと、「今まで出していたイカの握りに、菜の花のおひたしを乗せて、そこにすり下ろしたカラスミを掛けると、315円でも注文数が増えている」そうです。工夫なんですね。

何より、こういった工夫は、お客さんが喜ぶんですね。楽しさ、いつもと少し違った演出が好まれている。高級食材でも使い方を工夫すれば、原価をさほど上げないで、少し売価を上げることができ、喜んでももらえる。