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「戦略と戦術の違い」どうして必要で、どんな効果があるのか?

「戦略と戦術」の違い。この質問は、本当に多いです。
理論的に知っていても仕方ないので、実践的で分かりやすい例で説明します。
どんなことをすればいいのか迷った時、その方法を考える際に知っていると役立ちます。
「どうしてノウハウが役に立たないのか?」という話題です。

小規模店舗では使わないから効果がある

戦略と戦術の違いが分かれば、やり方を簡単に見つけることができる

これは、ぼくが戦略と戦術の違いを説明する時に使う例えなのですが、散髪屋さんの看板で、赤と白の模様がくるくる回るサインポールってありますよね? バーバーポールと言われたりもします。

赤は動脈、青は静脈を表している(A)そうですが、どうして動脈・静脈が使われているのでしょう(B)。このAに当たる部分が戦術で、Bが戦略です。Bの理由を知ることで、Aをいくつも考えることができます。

A:戦術は真似される。でも、B:戦略を知らないと真似することしかできない。Bを知っていると、真似されても違うAを考えればいいだけ。常にA:戦術は、B:戦略から導き出すと考えて下さい。

真似をしなくても、戦略が分かれば戦術も分かる

例えば、カレーが流行ったとします。商品に困っている店舗は、すぐに真似してカレーを出します。どうしてカレーが流行っているのか?を考えません。そうなると、流行りが終われば、また商品に困ってしまう。

戦略から戦術を導き出して、一つでもヒットする商品やサービスを見つけることに成功するとコツが分かります。経営がスムーズな店舗は、これを知っていて繰り返している。真似されても、違う方法を考え出すだけ。

常にどうしてか?を考えると戦略が分かり、その方法が戦術です。役立つノウハウとは、戦略から導き出した戦術があり、作り出すこともできる。ダメなノウハウは、戦術だけしかない。ここが見分けのポイントです。