カフェ経営News:カフェと飲食店「経営・集客」

飲食店の開業資金と資格、集客から経営まで

ここが利益を出す経営者との分かれ道。絞り込みをする理由は?本当に必要なの?

「絞り込みの必要性は、何となく理解できたんだけど、
もう少し強い理由付けがほしい。
なるほど…という部分があれば、納得できると思うのですが…」

小資本、小規模店舗だからできる強気の戦略

アイテム数が多いより便利。便利であれば定価販売が可能になる。

最近では、多くの方から感想メールが届くようになりました。みなさんにも役立つ話題だと思うので、返信内容の一部を書きたいと思います。テーマは、「自分が行きたいのはどちらか?」です。

コンビニがどんどん便利になっていますし、その指標となる売上高・利益率は流通業ではトップクラス。コンビニの特徴の一つに「定価販売」があります。スーパーでも取り扱う同じ商品が実際に売れています。

飲食の場合は、同一商品の販売がないので定価販売はありませんが、「必要な時に必要なだけ…」というコンビニの重要性は、「アイテム数が多いことよりも便利の方が有利」ということ。これは飲食にも通用します。

商品やサービス、客層を絞れば、小規模店舗はより強くなる

コンビニは、スーパーと比較して、面積で何十分の1、商品アイテム数では何百分の1です。客層は、主婦・地方圏が多いスーパーに対して、若者層・都市圏に強い。そのため営業時間や立地が重要になる。

自分のお店を考え、男女比・年齢層・利用目的を細かく探る。こういった割出しを「セグメント」といいますが、これを徹底的にやったのがコンビニです。レジにある男女別・年代別ボタンでデータ管理しています。

アイテム数が多いスーパー型というのは資本力や実績のある企業のやり方で、小資本、小規模店舗ならコンビニ型が圧倒的に有利です。自分のお店をコンビニに例え、客層と商品の組み合わせを考えるだけでいいのです。