カフェ経営News:カフェと飲食店「経営・集客」

飲食店の開業資金と資格、集客から経営まで

小規模、小予算で利益を出すための考え方/カフェ・飲食経営

ここに気付いて、方向性を持ってやり始めると、おもしろくなってきます。
経営者は、いろんな情報をキャッチするために、アンテナを張る必要がありますが、
「ここ一点だけを突破すればいいんだ」と分かった時のパワーは絶大です。

飲食の店舗出店費用と経費率

カフェ・飲食事業の問題点

経営者の実務的な人件費(時給で換算)も含めて経費を計算して、この経費額が「売上最低ライン(利益なし)」とすると、出店計画段階で売上最低ラインが、あまりにも高過ぎる場合は、計画自体に無理があります。

出店において、多額の費用が掛かると思い込んでいますが、初期費用はなるべく少なくするように計算して、掛けるべき部分に掛けるのは問題ありませんが、多額の資金を掛けると、経営を圧迫します。

多くの場合、出店費用を自己資金や借入金で準備し、返済を経費に入れて計算すると、売上最低ラインが高くなることが多く、一般に飲食が客単価が低い割に、経費率が高く、利益を出しにくいと言われる理由です。

3ヵ月の短期ベースで計画する

出店することを前提に、注目する点など、売上と経費のバランスをどのように取るのか、考えてみます。売上目標は、1日または1ヵ月ではなく、3ヵ月で区切って考えた方がブレが少なく、計画を立てやすいです。

その上で、1日や1ヵ月分の売上を割り出します。短期的な計画を3ヵ月単位で考えると、売上が良好な月とそうでない月が混ざりますから、年を4期に分けても、それぞれの3ヵ月にそれほど差が付きません。

月単位での変化だと、浮き沈みがあって、原因が分からないと不安になります。感覚的な数字ではなく、経費計算をして売上最低ラインを出す。売上が伸びれば、利益を出すことができるので、当面は売上に注目します。