カフェ経営News:カフェと飲食店「経営・集客」

飲食店の開業資金と資格、集客から経営まで

「交換効率アップ」ここが分かると、ビジネスがとっても楽しくなるんです

経費を抑えるというと、使っているモノの値段を下げるというイメージがあります。
無駄はもちろん削りますよ、当然です。
ここでの方法は、人件費や原材料費をカットすることではありません。
質や量を落とさずに、効率を上げる方法です。

「売上と経費」のバランス感覚

経費は、抑えるのではなく、交換効率です。

食材だと、種類を減らして仕入れ量を増やせば、無駄が無くなる分だけ原材料費は下がり、単価を下げる交渉もできます。下がった分で、ランク上の商品を仕入れると、今までよりも良い料理や商品が提供できます。

売価を少し高く設定し、客単価を少しアップさせると、仕入れ額が変わらないので、売上は上がります。ここで注目するのは、料理や商品の質が上がっていることです。経費が抑えられ、交換効率が上がっています。

儲けるって、どうして後ろめたい感じがするのだろう?」にある「後ろめたい感じ」は、こうやって消していって下さい。売価をただ上げるだけ、原材料の質を下げたり、量を減らすのは、やはり問題ですから。

売上を伸ばす経営者が考えること

売上を上げると考えると、回転数や客単価という数字に注目しますが、客席数を減らして、空間をゆったりさせたら、客単価が上がって売上が伸びた。そのことで人件費が抑えられ、利益が多くなることもあります。

トイレに清潔感が出るよう工夫したり、席数を減らした所に、ハンガーラックやカゴを置いたら、急に女性客の割合が増えたなんて事例もいっぱいあります。これは、経理的感覚でやっていると、無理な事項なんです。

カッコよくいえば、これらのことをドラマティックに演出できるかということです。お金の流れって、こういった感覚を持つことで、自然に流れ始めるものなんです。これも儲かる感覚なんですね。