店舗のシンボルさえ作れば、集客がビックリするくらい簡単になる
店舗作りも大切ですが、集客はもっと大切。
集客の大切さを開店後に気付く経営者が、本当に多いんです。
集客はコツさえ分かれば、そんなに難しいことではありませんが、
このコツを知らないと、大きな悩みになってしまいます。
経営者は、お客さんの心理を知ることで集客が可能になる
美味しい料理やいい商品だけでは、何度も通うことはない
「最近の管理人メモは、有料の内容じゃないですか?」と、言われました。ここ数回は、無料の範囲をずいぶん越えています(笑)が、この連載も次回が50回ですから、次回までは越えたまま書きますね。
経営者からすると、お客さんは、店舗に食事をする目的で来店するように思いますが、ほとんどのお客さんは、誰と何を食べるかに目的を絞っていて、その上で美味しい料理を求めています。このズレを知って下さい。
雑誌などの広告で、美味しそうな店舗を探して一度は行きます。料理が美味しかったとしても、また同じ店舗に行くとは少ない。これを知った時はショックでした。どうしたら、何度も通ってもらえるのでしょうか?
シンボルを作って、おもしろさや楽しさを知ってもらう
京都には、季節に合った京料理を小鉢に盛り付けて出す「おばんざい屋さん」がたくさんあります。京都では、毎年決まった日に食べる料理がたくさんあって、順番に食べることになるので、お番菜とも書きます。
最近では関東のコンビニでも売っている節分の巻寿司を関西では恵方巻と言っていて、こんな風習が今でも残っています。七草粥もお番菜です。この風習をイタリアンレストランでも取り入れていたりするんですよ。
メニュー構成を考える時に、こういった理由をお客さんに説明して、次の来店が楽しみになる仕掛けを作っている店舗にお客さんは通います。美味しい料理とおもしろさや楽しさをプラスすることで集客しています。