「注文したらおいしい料理を素早く提供する」だけでも人気店舗になる
たくさんのお客さんが集まる店舗なのに、利益を出すことができない。
それほどお客さんは多くないけれど、利益を出す店舗がある。
この差は、一体どこにあるのでしょうか?
「自動販売機理論」は、こんな時に役立ちます。
集客しても、お客さんが好意を持ってくれないと利益は出ない。
利益が出ないのなら、まず仕組みを確認する
利益が出ない多くの事例は、構成の見直しをすれば、解決することもあります。準備(仕込み)時間が掛かり、そのための人件費が掛かり過ぎる。また、メニューが複雑過ぎて、お客さんが注文しづらいことも多い。
売上を上げるために、もっと宣伝すべきか?一と悩む前に、仕組みをしっかり作らないと、宣伝後来店したお客さんが満足し、再来店してみたいと思わないと、宣伝効果が薄くなれば、元に戻ってしまいます。
「お金を入れたら(注文したら)商品(おいしい料理が素早く提供される)が出てくる」といった簡単な仕組みを先に考えてみて下さい。売上確保の為の営業時間延長より、時間あたりの利益をあげる事を優先します。
仕組み=自動販売機理論
「注文したら、おいしい料理が素早く提供される」という仕組み=自動販売機理論を考えます。「お客さんは多いのに、利益が出ない」という店舗が本当にたくさんありますが、この「仕組み」がありません。
自動販売機の内部のように、お客さんが来る前にすべて準備し、どんなに忙しくても設定した時間内に提供できる仕組み=「お客さんとの約束」を作ります。効率を上げ、質の高い料理や商品とサービスを提供する。
こういった仕組みで、何より一番喜ぶのはお客さんです。「決まった時間で提供される」ということ自体がサービスで、これでも集客効果があります。その結果として、店舗としての利益が確保できるという流れです。