カフェ経営News:カフェと飲食店「経営・集客」

飲食店の開業資金と資格、集客から経営まで

「どうして戦略や仕組みが必要なのか?」そこが分からない

「戦略や仕組みじゃないくて、人とのつながりや思いが大切じゃないですか?」
こんな質問メールが届きました。
今回は、「どうして飲食でも戦略や仕組みが必要になるのか?」です。
参考記事:3Cube/売れる仕組みと自動販売機理論

「利益を出すこと」と「お客さんとの関係」

利益を追求する姿勢と良いサービスを提供するギャップに悩む

利益を上げるには、多くのお客さんに商品やサービスを提供することが必要です。そのために、「人とのつながりや思い」が大切で、その部分に共感してくれた人が繰り返し来店してくれることで利益を得るのです。

実際に経営して現場にいると、よく来店してくれるお客さんとは自然に話すようになりますし、「人とのつながり」を感じます。また、それを感じるからこそ、がんばることができ、続けていくことができます。

すると、「もっといいサービスができないか?」と思うようになります。多くのお客さんが来店してくれることはうれしいが、作業ばかりが増えて、支えてくれているお客さんと話もできない…ギャップに悩みました。

良いサービスをすることを目的として割り切った瞬間

来店客数(増)→作業量(増)→良いサービスが提供できない→お客さんが満足できなくなっているんじゃないか?と、悩む日々が続く。いち早く解決して良いサービスを提供し続けなければ…と、考えました。

ぼくもお客さんとの人間関係を作りながら進めていった方が、長期的な関係を作ることができると考えています。ですが、作業量が増えて良いサービスができないというのは、考えるよりも大きな悩みになります。

そこで考えたのが、「戦略を立てシステム化・仕組み化して、作業量が増えるのを極力抑えよう。そして余裕が出た分をすべてお客さんへのサービス・コミュニケーションに使おう」割り切ってからの行動は素早かった。