売れている料理や商品をAランクだと考えるのは間違いか?
前々回「【ABC分析】昔ながらの繁盛店や人気店舗も仕組み化・システム化されています」
このコラムに質問が届きましたので、みなさんにも紹介します。
繁盛店や人気のある店舗は、仕組み化・システム化なんてなく、
美味しい料理やいい商品を追求した結果ではありませんか?一という質問です。
経営者の判断が、結果を左右する実例である仕組み化・システム化
繁盛店や人気店舗は、結果的にそうなっていると考えてみて下さい
同じ意見を持っている方が多いかも知れないと思い、取り上げてみました。昔ながらのスタイルでありながら繁盛店や人気がある店舗の経営者の人に、仕組み化・システム化という理論立てたものはないと思います。
以前なら、こんなに店舗間の競争はありませんでしたし、店舗数自体が少ないですから目立ちもしましたが、ここで注目してもらいたいのは、これだけ新たな店舗が出店しても、それらの店舗がなくならないことです。
新規出店の店舗が同一地域にあり、対象とする顧客層が同じであれば、当然店舗間に競争が起こります。それでもなくならない。仕組み化・システム化という言葉は当てはまらなくても、かなり合理化されています。
経営者の考え方だけで、利益は出てくる
すでに経営されている店舗であれば、新たに料理や商品を考える必要はありません。実際に売れている料理や商品を、店舗に合った仕組みやシステムを考えて、その上に乗せていけば、全く問題ないと思います。
そうすることで、今までとほぼ同じことをしているのに利益が出てきます。そのAランクの料理や商品の中から選んで、もっと質(時には価格も)を上げていくことで、断トツに売れる料理や商品にしていきます。
利益を出せない経営者の人の場合は、「ABC分析」からの料理や商品の特定もしていないはずです。一日中営業している店舗でも、仕組み化・システム化とランチだけで利益を出している経営者もいるんですよ。