「儲けてもいいんだ」と考えるようになるきっかけ
「経営者と会社員の立場は全く違う」ということを分かっているとしても、
利益が直結している提供、販売に直面すると、
この感覚に馴染めなくて、多くの経営者が戸惑いを感じます。
ここをうまく乗り越えられると、経営がとても楽しくなっていきます。
「単純な決め事が必要」どうしてこんなことが必要なのか?
経営者が戸惑っていると、お客さんは楽しめない
相談を受けていて気付いたことですが、儲けることにどこか前向きになれない人の多くが、考えの基点やポイントが決まっていないんです。これを「単純な決め事=暗示に掛ける」ことで解消することを考えてみます。
親しくなったお客さんに、「この店舗のどこが好きですか?」と質問してみると、「スタッフのみんなが、いつも元気だし、街で会っても笑顔で挨拶してくれるんだよね」というような反応が返ってくることがあります。
お客さんにとっては、商品そのものより「笑顔で店舗に迎え入れてくれること」が、店舗に来る理由であることが多くあります。商品以外にも、その店舗に行きたい理由を明確に持って来てくれているんですね。
気持ちを切り替える難しさときっかけ
「単純な決め事」を「笑顔で迎え入れる」と決めたとして、「これができたら自信を持って、代金を頂いてもいいんだ」という暗示を自分に掛ける。これは想像以上に効果があるので、試した人はビックリします。
もちろん、料理や商品、サービスをしっかり提供して、万一クレームが発生しても受け止めて解決することを前提にしなくてはいけませんが、経営初期や女性経営者には、特にいいきっかけとなるようです。
考えの基点やポイントを作り、実行することで自然に自信が持てるようになります。これは、スタッフにもいい影響となって伝わります。このことをきっかけに、「儲ける」というイメージを持ち替えていきます。