カフェ経営News:カフェと飲食店「経営・集客」

飲食店の開業資金と資格、集客から経営まで

お客さんの時間を意識するお店には、固定客が集まる

前回は、「空腹感がある時に、一番注文数が増える」というものでした。
ちょっとウソっぽかったですか?(笑)
信じられないですよね。今回は、これに取り組んでいる居酒屋チェーンの話です。

最初の一時間と客単価の関係

大手居酒屋チェーンが取り組んだ、入店から一時間以内ルール

食べる量って意識したことがありますか? 特に居酒屋さんでは、順番に出てくるので、どれだけ食べたのか分からないですね。意外にも「食べる量は、時間に関係する」んだそうです。びっくりでしょ…

これは居酒屋チェーンのリサーチ結果です。入店から最初の一時間に、順番にスムーズに出した時と、間隔を開けて出した時では、スムーズに出した方が皿数は多いのですが、満腹感はほぼ同じなんだそうです。

そんなこともあって、この居酒屋チェーンでは、最初の一時間にスムーズに提供できるような仕組みに変更したそうです。結果的に客単価、売上ともに上がったそうなので、この変更は正解だったんですね。

リピート来店してもらう秘訣は…

こんな風に書くと、早く提供したらそれだけ儲かるという考えで書いているように思われますが、注文した商品をスムーズに提供してもらえるということは、お客さんのとってもメリットがあることです。

お客さんは空腹感を満たすために来店しているのですが、提供時間が掛からない、または待ち時間が分かっている場合はクレームにはなりません。提供時間を意識しているお客さんは、店側が考えるよりも多いものです。

お店側が提供時間を意識すると、それはお客さんのメリットに直結する。こういったことにお客さんはとても敏感に反応してくれます。これは、再来店の動機付けには充分で、リピート来店してくれるようになります。