カフェ経営News:カフェと飲食店「経営・集客」

飲食店の開業資金と資格、集客から経営まで

顧客層に合った料理や商品なら、いずれ売上は伸びていく

開業資金よりも先に、「誰に、何を売るのか?」という問いの答えを見つけ出し、顧客に合った料理が提供できれば、いずれ売上は伸びていくので、こちらの方が近道になる。

顧客層が明確なら、打つ手はいくらでもある。

飲食業界に長くいると、トントン拍子に売上を伸ばしていく人もいたら、最初から問題を抱える人がいることを実感として知ります。ただ、そのどちらがいいかというのは一概に言えなくて、それが「流れ」であることもまた確かなことなんです。

この「流れ」については、神田昌典著「成功者の告白 5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語」を、ぜひ参考に。この本には、問題に直面した時にこそ必要な心構えが書かれていますが、落ち着いている時に読んでおくことをおすすめします。

成功者の告白 (講談社+α文庫)
Amazon.co.jpで詳細を見る

飲食も例外ではなくビジネスであり、その流れの中でビジネスを学ぶことが大切。

経営者は孤独だと言いますが、これもきっと本当のこと。直近の問題に対処しつつ、先行きも見通す必要があるし、独身なら恋愛もするでしょう、家族があれば養わなければならない。どんな状況であっても経営を休むことはできないのです。

そんな中で目標を見失うこともあるのですが、できることといえば、「目の前にいるお客さんに、精一杯のことをする」ことであり、「誰に、何を売るのか?」という問いに対して出した答え、それを実行するということになるのです。

開業資金を集める前に確かめておくべきこと。

これは自身の経験からも、開業を支援した事例でもそうだったのですが、開業を本気で決意し、前向きに進み始めると、意外に開業資金が集まったりします。それはご両親や親戚からの思いも寄らない申し入れや祖父母からの援助という形で。

開業しても経営を続けていけなくては意味がありませんから、経営の軸となる「誰に、何を売るのか?」を真剣に考え、たとえ時間が掛かっても、自分なりの答えを出して下さい。あなたにとってのお客さんは誰か、そして料理は何か?、と。

開業から25ヶ月目で利益が出始めた

来店してもらえるであろうお客さんが実感として分かり、その顧客層に絞り込んでメニュー構成を見直し、メニュー上の品目数が半分以下になったのに、売上と客数は伸びていきました。仕入れが簡素になって在庫が減ったことで利益まで出た。

この時、「なるほど、商売ってこういうことか、ここがおもしろいところなんだな」って思いました。顧客に合った料理を提供できれば、売上が伸びつつ、在庫やロスが減って利益が出始める、それも一気に利益が出ることを知った瞬間です。

開業を目指して頑張っている、あなたを応援しています。