カフェ経営News:カフェと飲食店「経営・集客」

飲食店の開業資金と資格、集客から経営まで

誰に、何を売るのか?」と、開業資金よりも先に経営の方針を明確する

誰に、何を売るのか?」と、経営の方針を明確することで必要な開業資金も明らかになるものです。

特長が見えなければ、淘汰される

これは飲食店経営に限ったことではありませんが、こと最近の飲食業界は競争が激しくなっていて、撤退する事例が増えている一方で、新たに出店する事例が減ることはなく、あなたの街にも、新たな飲食店がオープンしているはずです。

そして、その中には5年以上にわたって営業を続けている飲食店があるはずで、その秘訣は何か、真剣に考えてみたことはあるでしょうか。もし本気で飲食店を開業する気持ちがあるなら、それを調べてみることは今後、間違いなく役に立ちます。

カフェや飲食店は、開業することではなく、長く経営することが最大の目的。

開業から5年で1/10に、さらに5年で1/10に、開業から10年以上にわたって続けて営業している飲食店は1/100、100店舗に1店舗しかない現実。経営者として飲食業界にいて、この数字はほぼ間違いないと実感しています。

「開業資金にどのくらい掛かりますか?」という質問をよく受けますし、それが開業前の最大の問題になる場合も多々ありますが、それよりも「いかに経営を続けていくか?」という問題に対して答えを見つける方が重要なはずです。

「誰に、何を売るか?」という質問に、あなたの答えは?

ビジネスというのは、出店地域の状況によって左右される場合が多いですから、この質問に間違いなく正解だという答えを見つけることはできませんが、だからといって思い切って出店してみるには、あまりにも多額の開業費用が掛かります。

また、「誰に、何を売るのか?」ということを考えてみるのは、顧客のイメージが明確になるということですから、店舗の外観や内装、メニュー構成や価格など、顧客に合わせた経営の方針が明らかになり、費用を割り出すためにも必要です。

夢のカフェや飲食店の開業、それを現実にするために、イメージを明確にする。

今まで3店舗の飲食店を経営してきて、他店舗の出店を支援してこられたこと、これはとてもラッキーだったと思いますし、それをやってこられたのは、「誰に、何を売るのか?」という質問の答えが出るまで考え抜いたからこそ。

お客さんが多い、流行っていると評判のお店に実際に行ってみて、あなたの答えとして、「このお店は、誰に、何を売っているのか?」と自問してみて下さい。ラーメン屋さんでも、若い人なのか家族連れか、中心顧客層は必ず決まっています。