カフェ経営News:カフェと飲食店「経営・集客」

飲食店の開業資金と資格、集客から経営まで

過剰であってもカフェが増える理由

業界の定説になりつつあるのが、「まだカフェは増えるだろうけれど、儲かるとか長く続けるのは難しくなる一方」という話で、これは確かにその通りだし、間違っていないとは思うものの、それでも“儲かるカフェ経営は可能”です。

参考:cafe-sweets (カフェ-スイーツ) vol.137

cafe-sweets (カフェ-スイーツ) vol.137 (柴田書店MOOK)
カフェ経営、成功の秘訣は?
「カフェを開きたい!」。そんな夢を実現してカフェオーナーとなった人の多くは、ある段階で、悩み、とまどい、壁にぶつかります。カフェ営業は、そんなに甘くないのです。どんなに素敵な店をつくっても、その店を輝かせるのはオーナーさんの絶え間ない努力があってこそ。日々の営業のなかで、開業当初の強い気持ちが薄れてきてはいませんか?オープン3年、5年、10年を経て、今もなお輝き続けるカフェに、店を長く続ける秘訣を教わります。

競合が多いからとか不況だから儲からない、これには一理あるとは思いますよ。だけど、経済が昇り調子だったバブル期でも倒産する会社や廃業に追い込まれる店舗はありましたし、今は不況期だとは思うけれど、それでも人気店となっているカフェがあるわけですよね。

その決定的な違いは何かと言えば、“その時代のルールを知り、対策を立てて勝ち残っているかどうか”ということであって、経済的な観念で言えば、消費者から古いと見なされれば振り向かれなくなる新陳代謝が起こっているということです。

今月号にも京都市内にあるカフェが何軒も紹介されていて、確かに開業から1年ほどの新しいお店も挙げられているけれど、その他の店舗は、例えば誰かに紹介する時に、単に「いいカフェだよ」と伝えるのではなく、「ここが他のカフェとは違うところなんだよね」と付け加えたくなる“何か”があります。

実際、こういった部分、専門書では“差別化”とか“付加価値”などと説明されていると思いますが、ここが明確なカフェは、お客さんはその部分を意識、たとえ無意識であっても良いと感じて、競合があろうが不況であろうが、その地域の人気店としてますますお客さんを集めますし、当然のことながら儲かりもします。