カフェ経営News:カフェと飲食店「経営・集客」

飲食店の開業資金と資格、集客から経営まで

カフェや飲食店の売上をテイクアウトで伸ばす

テイクアウト、これが軌道に乗ると売上というか、利益を一気に積み上げることができるので、カフェや飲食店の経営にとって有効な策ではあるのですが、これを定着させるまでが(手間ばかり掛かるので)大変で、それでも何とかしたいもの。

参考:cafe-sweets (カフェ-スイーツ) vol.129

cafe-sweets (カフェ-スイーツ) vol.129 (柴田書店MOOK)
《特集》 最新ベーカリーの“パン”と“カフェ”に注目!
焼きたてのパンをその場で気軽に食べられるカフェを併設するベーカリーが増えています。シチューやグリルなど食べごたえのあるメニューをそろえる店や、デザートやワインをパンと楽しませる店まで、そのスタイルはさまざま。今注目のベーカリーカフェ8店に、店づくりとメニューについて聞きました。

あなたが、お客さんとなった場合のことを考えてほしいのですが、カフェや喫茶店なら400円前後の支払いで2時間ほどの利用が可能な一方で、ケーキ店やドーナツ店、パン屋さんなどでテイクアウトした場合、1個だけ買うことは少なくて、500円以上は払うのではないでしょうか、おそらく利用時間は15分ほどでしょう。

テイクアウト専門の場合、作り置きしておかなくてはいけないリスク(売れ残る可能性)があるとしても、小さな店舗でも1時間あたり数万円くらいの売上なら可能だけれど、カフェや喫茶店の場合だと満席になった時点で売上が頭打ちになる。

例えば、牛丼屋さんや餃子の王将、スタバなどのコーヒーチェーンでもテイクアウトできるような態勢(容器や袋、案内板など)を取っているのは、これだと客席を使わずに売上が上がるので経営効率が高まり、それはすなわち利益を上積みすることになるから。

この点を頭に入れておき、今すぐ具体的な策が思い浮かばなくても、何かいいアイデアはないかと、考えを巡らせてみて下さい。今月号のCafe-sweetsは、カフェスペースを併設するパン屋さんが増えているという特集ですが、そんなところにもヒントがあるかも知れません。