カフェ経営News:カフェと飲食店「経営・集客」

飲食店の開業資金と資格、集客から経営まで

具体的な方法でも、簡単な方法を考える経営者ほど利益を出す

「どうしても料理や商品を絞り込めない」というメールが多数届きます。
今回は、もっと簡単にできる方法を考えてみます。
目的は、きっかけをつかむことなので、
これでうまくできるようなら、どんどん進んでみて下さい。

店舗の特徴をお客さんに知ってもらうことが目的

簡単な方法で成功した店舗の事例

前回の生ビールの事例は、どうしても絞り込めない居酒屋の経営者の人に送ったアドバイスで、ビール会社の無料研修(美味しい生ビールを提供するための講習)に参加してもらったのですが、目的は別にあります。

本当の目的は、「お客さんが美味しいビールを飲みたくなった時に思い出してもらう店舗」にすることです。講習会に参加すると修了証が発行され、店舗内に掲示してから、美味しい生ビールをお客さんに宣伝します。

個人経営の居酒屋さんは、特徴が分かりづらいし、新たに食材を調達するのも大変。生ビールを安くするだけの店舗は多いですが、美味しい生ビールを素早く提供する店舗がなかったので、春先に集中してやりました。

簡単でいいんです!ケーキ店とバーの好結果が出た事例

売上が落ちる一方の商店街のケーキ店。細かいサイコロ状に切ったイチゴやキューイ、ブルーベリーなど数種類の新鮮なフルーツで上部全面を埋め尽くしたケーキを投入、ショーケース上段に並べた鮮やかさでヒット!

バーの特徴もお客さんに分かってもらいにくい。そこで経営者が考えたのが、お酒ではなく「おつまみ」。燻製をテーマにして、プロセスチーズやゆでタマゴの燻製、厚切りベーコンのステーキと香味サラダ。

そのベーコンを使ったカルボナーラスパゲティに、焦がしニンニクを使ったガーリックトースト。これを全面に出してアピール。バーでありながら、お酒の種類をアピールしなかったのに、売上は急上昇でしたよ。