カフェ経営News:カフェと飲食店「経営・集客」

飲食店の開業資金と資格、集客から経営まで

「お客さんに料理や商品を勧めること」と「売り込み」との違い

「お客さんに迷惑ならないように、料理や商品を勧めることができない」という相談をよく受けます。自分がお客さんの立場で考えて、どんなアプローチなら歓迎できますか?

こういった問題を考える時は、「迷惑にならないように」ではなく、「歓迎されるにはどうしたらいいのか?」と、いろいろ考えてみた方が、いいアイデアが浮かびますよ。

お客さんだって、いい情報やいい提案は聞きたいと思っています

いい情報やいい提案って何だろう?

「売り込み」というのは、売る側の理論が丸出しになっている言葉や態度が出ている場合です。来店するお客さん全員に同じことを言うのも、気持ちが伝わらない分、今では売り込みになるでしょうね。

商品の販売にしても、たくさんの種類を出すと売り込みのように思えますが、何種類かのパターンを用意して、選びやすい提案をすれば、売り込みのように受け取られることは少ないはずです。

詰め合わせ一種類に対して、いろいろ詰めるのではなく、量や内容を入れ替えたりして、数種類の提案をしてあげるといいですね。お客さんの判断に任せる提案というのは、歓迎されやすいものです。

「デザートの仕上がりがいい」場合の実践パターン

多くのお客さんに食べてもらいたいですね。こんな時は、いつもデザートを注文してくれるお客さんや女性を中心に勧めます。「ほしいと思っているのではないか?」という人に勧めるのが基本です。

「単品でも注文できますが、盛り合わせにもできますよ」という風に、選びやすい提案もしてみて下さい。そうすれば、食後のデザートのことも考えて、料理の注文もできますね。こういった気配りが大切です。

「今日からの新商品です」って言われたら、注文するかどうかは別にして、やはり注目しますよね。お客さんとの会話があるというのは、それだけでも親近感を持ってもらえるものです。笑顔で言うことも忘れずに。