店舗内を仕組み化・システム化すると、実際にどんな時に役立つのか?
前回は、接客を「作業」と「対応」に分けて、仕組み化・システム化を考えました。今回は、それがどうして必要になるのか?を考えます。
来店客数が、それほど多くない時には必要ないように思えますが、最初から作り始めておいて、条件の変化に合わせて作り替えていくことが大切です。
参考記事:あまり宣伝していないのに、お客さんがたくさん集まる店舗が実際にある
店舗内の仕組み化・システム化の利点
自動販売機の内部を作るイメージ
店舗内の仕組み化・システム化は、このサイトの【自動販売機理論】たったこれだけ私の方法というコンテンツで詳しく説明しています。利益を上げる方法として、実際に使ってきた事例で、今でも改良しています。
仕組み化・システム化というと難しく思いますが、自動販売機の内部のように、商品を冷やし(温めて)おき、お金が入り商品ボタンが押されると、その商品が出てくるという、一連の約束事だと考えて下さい。
理解しづらい部分があるので、イメージしやすいように自動販売機理論と呼んでいます。この約束事が複雑でややこしいと迷いますから、なるべく簡単にして、お客さんやスタッフが楽に判断できるように工夫します。
来店客数が増え、忙しくなったことで人件費が上がってしまう
来店客が少ないと、仕組み化・システム化は必要ないように思いますが、この時点から作り始めないと、来店客数が増えてから急に作ることはできません。店舗の条件や変化に合わせて作るので、慣れが必要だからです。
実際に慣れれば、作るのは簡単です。来店客数が少ない時なら、たとえ満席になったとしても、料理や商品の提供時間が遅れることなく、接客についてもサービスに全く問題なくできるような店舗内の約束事を考えます。
これは、来店客数が増えた時にスタッフを増員すると、人件費が上がって、売上が上がっているのに利益が増えないことがあります。経費面での余分な出費を出さないために、仕組み化・システム化が必要になります。